Excelで原材料費の見込みを変えたら、会議用スライドの図や説明文の数字にも反映する。そんな資料づくりを支えるのが、Anthropicが2026年5月7日に発表した、4つのアプリをまたいでClaudeとの会話をつなぐ仕組みです。表計算から報告資料、メールへと作業が移っても、会話の文脈を引き継ぐと説明しています。
発表時点でClaude for Excel、PowerPoint、Wordは一般提供、Outlookは有料プラン向けの公開ベータでした。MacとWindowsの有料プラン利用者向けと案内されています。組織の管理者はMicrosoft管理センターから、各アプリに機能を追加する「アドイン」を展開できるとしています。
開いている資料へ、前提の変更を反映する
発表元によると、開いているファイル間では、Excelで変えた前提をPowerPointの図やWordの数値へ反映できます。会話の文脈は4アプリ間で引き継ぎ、会話はファイルごとに保持する仕組みです。この説明を、社内のすべてのファイルが自動で同期する機能と受け取ることはできません。
たとえば食品メーカーの営業企画なら、原材料費の前提を変えたExcelから、会議用スライドと計画の説明文書を更新する使い道が考えられます。その際は、円と千円、月次と年度といった単位や対象期間の違いに加え、確定した値と仮定の値が混ざっていないかを担当者が確かめたいところです。
Outlookでは返信を下書きし、招待はOutlook標準の予定フォームに用意すると説明しています。利用者が送信前に確認し、送信を押すまでは外へ送らない設計です。資料を整えて連絡を準備するところまで作業をつなぎ、相手に伝える内容は利用者が確認して送り出します。