仕事帰りにテニスをしたい。そんなとき、近くのコートの場所に加えて知りたいのは、夜でも照明を使ってプレーできるかどうかです。Googleが2026年3月12日に紹介したAsk Mapsは、こうした用事に合わせて複数の条件を会話で尋ね、場所を探せる機能です。

Googleの説明では、質問に対して回答と地図で候補を提示します。発表では、待たずに充電できる場所や、夜に使える照明付きテニスコートを探す例が挙げられました。施設の種類や距離に、今そこで何をしたいかという条件を重ねられる点が特徴です。

条件を相談し、予約や経路検索へ進む

条件を言葉で:時間・場所・したいこと。候補を探す:店や施設の情報をまとめる。自分で選ぶ:営業状況などを確かめる。掲載情報と、実際の空き・営業状況は照合する

回答には口コミなどの情報を活用し、検索・保存した場所に基づいて個人に合わせるとGoogleは説明しています。候補が決まれば、予約、リストへの保存、共有、経路検索へ進めるとしています。場所を見つけた後の行動までつなぐ設計です。

この探し方は、場所を紹介する仕事にもヒントになります。たとえばホテルの周辺案内なら、近隣の飲食店を並べるだけでなく、子連れで食事をしたい人や、仕事帰りに立ち寄りたい人が確かめたい条件から情報を整理することが考えられます。店舗側も、席や設備があるかに加え、いつ、どのような条件で使えるかを伝える意味があるでしょう。いずれも活用を考えるための例で、導入実績ではありません。

発表時は米国とインドから段階提供

3月12日の発表では、AndroidとiOSで米国とインドから段階的に提供し、デスクトップ対応は後日と案内されました。

また、待たずに充電できる場所を探すという紹介例だけで、現地の待ち時間が常に正確に分かるとは判断できません。会話で条件を伝えられることと、その時点で確実に利用できることは、分けて捉える必要があります。